H26第2回-法規-問4

次の各問いは、「事業用電気通信設備規則」又は「端末設備等規則」に規定する内容に関するものである。
(1)事業用電気通信設備規則に規定する、音声伝送役務の提供の用に供する電気通信回線設備における総合デジタル通信用設備の「基本機能」について述べた次の文章のうち、誤っているものは、【②】である。
①発信側の端末設備等からの発信を認識し、着信側の端末設備等に通知すること。
②電気通信番号を【認識】すること。
③着信側の端末設備等の応答を認識し、発信側の端末設備等に通知すること。
④通知の終了を認識すること。
(2)事業用電気通信設備規則に規定する、基礎的電気通信役務を提供する電気通信事業の用に供する電気通信設備の損壊又は故障の対策における「事業用電気通信設備の防護措置」、「試験機器及び応急復旧機材の配備」及び「電源設備」について述べた次のA~Cの文章は、【B、Cが正しい】。
A 事業用電気通信設備は、利用者又は他の電気通信事業者の電気通信設備から受信したプログラムによって当該事業用電気通信設備が当該事業用電気通信設備を設置する電気通信事業者の意図に反する動作を行うことその他の事由により電気通信役務の提供に重大な支障を及ぼすことがないよう当該プログラムの機能の制限その他の必要な防護措置が講じられなければならない。
B 事業用電気通信設備の工事、維持又は運用を行う事業場には、当該事業用電気通信設備の点検及び検査に必要な【試験機器の配備又はこれに準ずる】措置がなされていなければならない。
C 平均繁忙時に事業用電気通信設備の【消費電流】を安定的に供給できる容量があり、かつ、供給電圧又は供給電流を常に事業用電気通信設備の動作電圧又は動作電流の変動許容範囲内に維持できるものでなければならない。
(3)次の文章は、端末設備等規則に規定する、電話用設備に接続される端末設備における移動電話端末の「重要通信の確保のための機能」について述べたものである。
移動電話端末は、重要通信を確保するため、移動電話用設備からの【発信の規制を要求する信号を受信した】場合にあっては、【発信しない】機能を備えなければならない。
(4)端末設備等規則に規定する、電話用設備に接続されるアナログ電話端末の「基本的機能」及び「発信の機能」について述べた次のA~Cの文章は、【A、Cが正しい】。
A アナログ電話端末の直流回路は、発信又は応答を行うとき閉じ、通信が終了した時開くものでなければならない。
B 発信に際して相手の端末設備からの応答を自動的に確認する場合にあっては、電気通信回線からの応答が確認できない場合選択信号送出終了後【2分】以内に直流回路を開く機能を備えなければならない。
C 自動的に選択信号を送出する場合にあっては、直流回路を閉じてから3秒以上経過後に選択信号の送出を開始する機能を備えなければならない。ただし、電気通信回線からの発信音又はこれに相当する可聴音を確認した後に選択信号を送出する場合にあっては、この限りではない。
(5)次の文章は、端末設備等規則に規定する、安全性等における「配線設備等」について述べたものである。
利用者が端末設備を事業用電気通信設備に接続する際に使用する線路及び保安器その他の機器(以下「配線設備等」と言う。)は、次により設置されなければならない。
(ⅰ)配線設備等の【評価雑音電力】は、絶対レベルで表した値で定常時においてマイナス【64】デシベル以下であり、かつ、最大時においてマイナス【58】デシベル以下であること。
(ⅱ)配線設備等の電線相互間及び【電線と大地間】の絶縁抵抗は、直流200ボルト以上の一の電圧で測定した値で1メガオーム以上であること。

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