H24第2回-伝送交換設備-問4 電気通信主任技術者(伝送)

(1)次の文章は、情報通信ネットワーク安全・信頼性基準(昭和62年郵政省告示第73号)及び附則(平成20年総務省告示第144号)について述べたものである。
情報通信ネットワーク安全・信頼性基準は、情報通信ネットワークを構成する設備及び設備を構成する環境の基準である設備等基準と、情報通信ネットワークの設計、施工、維持及び運用の基準である【管理基準】により構成されており、設備基準のうち、屋内設備と電源設備に関する項目には、共通の項目として地震対策、火災対策、高信頼度及び故障等の【検知・通知】がある。
地震対策:通常想定される規模の地震による転倒及び移動を防止する措置を講ずること。
雷害対策:雷害が発生する恐れのある場所に設置する重要な屋内設備には、雷害による障害の発生を防止する措置を講ずること。
火災対策:重要な屋内設備には、【不燃化又は難燃化】の措置を講ずること。
高信頼度:重要な屋内設備の機器等には、【冗長構成】又はこれに準ずる措置を講ずること。また、重要な屋内設備の機器等は、速やかに予備機器等への切換えができるものであること。
故障等の【検知・通報】:重要な屋内設備には、故障等の発生を速やかに【検知・通報】する機能を設けること。
(2)次の文章は、設備の故障率について述べたものである。
(ⅰ)故障率について述べた次のA~Cの文章は、【ACが正しい】。
A アイテムを使用する前には、バーンインなどスクリーニングを行うことにより、初期故障期の故障率を低減することができる。
B 非修理系アイテムの偶発故障気における故障率は、一般に、【一定である】。
C 摩耗故障期にあるアイテムを用いたシステムの故障率を低減するためには、アイテムの定期取替えなどの予防保全が有効である。
(ⅱ)非修理系の故障率のパターンについて述べた次の文章のうち、誤っているものは、【②】である。
①DFR型は、主にシステムの初期運用段階に現れ、故障しやすい欠陥を持った部品が故障を起こすパターンである。
②IFR型は、部品の摩耗など、システムの老朽化の兆候が現れる段階の故障率のパターンであり、故障を未然に防ぐための有効な手段としては、【予防保全】がある。
③CFR型は、経過時間にかかわらず故障率がほぼ一定の値となる故障率のパターンである。
④非修理系におけるシステムの故障率の推移をモデル化したものは、一般に、バスタブ曲線といわれる。
(3)計算のため省略

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